分かりやすい文をつくる
三つのポイント
(1)情報を整理すること。
(2)簡単な文をつくること。
(3)外来語は使わないこと。
それでは、それぞれについて、みていきましょう。
*********************************
(1)情報を整理すること。
言葉は、あなたの気持ちを伝えるためにあるもの。まず、何を伝えたいのかを整理しましょう。
あなたが何を伝えたいのか、読む人に理解できる文を書くことが必要です。
あなたが何を伝えたいのか、聞いている人に理解できる文を言う必要があります。
たとえば、
おなかが痛いです。
と言っても、我慢できる程度なのか、病院に行く必要があるのか、分かりません。
お昼にお弁当を食べました。それから、夕方、おなかが痛くなりました。
と言えば、食中毒かも?と聞いている人はわかります。
おなかが痛いだけでは、「大丈夫?」って言われて、そのままになってしまうかもしれませんね。
そのためには、具体的に言いたいことに優先順位をつけて、できる限り、短い文を作ることです。
もちろん、イラストを描いて相手に見せるのもよいでしょう。
(2)簡単な文をつくること。
文は単文を作ることです。言いたいことを一つだけにしぼって、単文を作ります。
伝える内容の整理 ⇒ 文も簡単になる ⇒ 気持ちが伝わる
文が簡単になれば、あなたの気持ちも伝わりやすくなります。
つくった文は、箇条書きにする。できれば、伝えたい順に並べます。
できるだけ、接続詞(それから、しかし、または、など)を使わないことです。
単純な思考、単純な文で、箇条書きをする
これが、相手に伝えるコツ!
つまり、
回りくどく文をつくらない。
繰り返えす表現は使わない。
これが、単文をつくるときに大切です。
(3)外来語は使わないこと。
外来語、カタカナ英語、カタカナ語は、意味や用法を誤解して日本人が勝手に利用しやすいようにしている言葉です。どうしても、外来語以外に適切な日本語が見つからない場合に最後の手段として使用するのが外来語です。
たとえば、ガス、ガラス、テレビ、パソコンなどは、利用してよい外来語ですね。
できるだけ、外来語を使わずに日本語で表現することを心がけましょう。
日本人の間でよく使われる外来語をふつうの日本語に言い換える資料は次のリンクにあります。
参考までに載せておきます。
「外来語」言い換え提案 (ninjal.ac.jp)